雑記2

ずっとチェックを怠っていた唐沢俊一の日記を久しぶりに読んでみた。
その中で面白かったのが、8月14日の日記の、月亭可朝がストーカーで逮捕された件について書かれた文章。
月亭可朝の絶倫ぶりについて書かれた東スポ(笑)の記事を読んで
『タフだねえ、最近の老人は。
いや、これが実は今後の日本の大問題。』
と、可朝ひとりしかサンプルがないのに(しかも情報源は東スポ)最近の老人をいきなりひと括り。おまけに日本の大問題にまで発展させる急展開。
唐沢俊一が言うには
『栄養が足り、視覚メディアによって刺激される前頭前野の
性的興奮力が３０年前とは比較にならないレベルで増大し
（すでに今の性欲は下半身主導ではない。だからストーカーになる）、
エレクト力の衰えはバイアグラ等で楽にカバーできるようになり、
今の日本人は年齢とともに“枯れる”ことが
できなくなっている』
らしい。
すごい飛躍だ。月亭可朝がストーカー行為で逮捕されたという以外に何の根拠もない。何故30年前と比較しているのかも不明だ。
『今の日本人は』『“枯れる”ことができなくなっている』っていうのも無茶苦茶だ。枯れることだって出来るってば。
さらに
『もはや道徳とか世間常識で縛れる問題ではない。
老人にも性欲はありあまっている、ということを前提に。
それをどうにかするシステムを作っていかないといけない。』
と続く。
いやいやいや、あんた、『どうにかするシステムを作っていかないといけない』って、システム上の不備はどこにあると思っているんだ？
性犯罪の類は当初老人のことを想定していなかったので今の法律では老人が性犯罪を犯しても処罰することが出来ない、っていうなら分かるけど、そうじゃないだろう？月亭可朝だってちゃんと逮捕されている。
何が『日本の大問題』なのかさっぱり分からない。
そんなことより、素人のブログから文章を盗用しておいて「単純な引用ミス」と無茶な言い訳で押し通し、最終的には被害者を悪人であるかのようにデマを書くような極悪非道な人間が存在することの方が問題だと思うよ。
きっとネットの普及により、視覚メディアによって刺激される盗作欲求力が30年前とは比較にならないレベルで増大し(すでに今の盗作は頭で考えてやっているわけではない。だからただのコピペになる)、他人の批判や糾弾は妄想による自己正当化で楽にカバーできるようになり、今の唐沢俊一は(昔からそうかな)年齢とともに”成長する”ことができなくなっている。大した問題じゃないけど、ま、迷惑だな。