BSアニメ夜話

録画していたものを見ようと思ったのだが、どうにも気が乗らず、「カウボーイビバップ」の回を見た後ですべてHDDから消去してしまった。唯一見た「カウボーイビバップ」の回は、半ば予想していたとおり全然面白くなかった。岡田が「カウボーイビバップ」をきちんと見ていたとは思えないし、興味を持っているとも思えなかったからだ。だから、多分、今回のラインナップだと「ど根性ガエル」の回が一番面白かったんだろうなぁと思う。
アニメ夜話」は「マンガ夜話」と比べると非常に内容の薄い番組だ。出演者を見ていてもそういう風に作っているとしか思えない。ゲストはテーマとなるアニメに携わった人間と、そのアニメのファンである芸能人。製作者側のゲストによっては見るべき内容のある番組になるのだが、「カウボーイビバップ」の回の佐藤大のようにハズレの回もある。江川達也村上隆唐沢俊一といった準レギュラーたちは、いずれもアニメを語れるような人ではないので、単なる賑やかしといった程度にしかならない(そのくせ偉そうな物言いだったりするので辟易してしまう)。本来ならば、そこにこそ氷川竜介が座るべきだと思うのだが。
アニメ夜話」と「マンガ夜話」は似て非なる番組だとつくづく思う。なまじ似せてあるから不満が出てくるのだが、あきらかにライトな作りの「アニメ夜話」に「マンガ夜話」レベルの質と深みを求めることが間違っているのだろう。